何度も枕を濡らした日々
この頃は本当に心が傷つきやすくて、ピリピリしていました…
もちろん個人差があると思います。
何てことない言葉にも敏感に反応
上のマンガ、読んでどう思われましたか?
「えっ……そんなにひどいかな?」
「枕を濡らすほど、きつい言葉かな?」
って思いましたか?
まあ私も、今なら、同じように考えると同じこと思いますね…😊
“産褥期だったから辛さが増幅しちゃったのかな…?” と今では思います。
産褥期とは
出産後、妊娠前の元のからだの状態に戻るまでの期間のことを産褥期といいます。個人差がありますが、一般的には6〜8週間程度といわれています。
時間をかけて子宮の大きさも元に戻っていき、ホルモンバランスもゆっくりと戻っていく。
生物的にもとくに敏感な時期なんでしょうね。
そこに来て、生まれたばっかりのわが子のお世話をしなきゃいけない。全力でその命を守らなくてはいけない。
第1子だととくに、すべてが初めての経験ばかりで、とてつもないプレッシャーにさいなまれます。
体力的にも精神的にも余裕がない
体力的にもすっかり落ちている状態で、密着!赤ちゃんのお世話24時が始まるのです。まとまった睡眠時間もとれず、当然自分の時間はない。
疲労度は常にMAX。神経張り詰め、ピリピリで…
- そんな中で義母との同居(自分から望んでお世話になりに行ったわけだけど…)
- 自分の家ではないから、常に気を遣っている状態(同上)
- 義母のほんのささいな言葉が、すべて嫌味に聞こえてくる
精神衛生上、良くなかったですよ・・・ほんと😂
ストレスのためか母乳の出も悪かったし。
「ひもじいのね」
「ミルク代かかって大変だけど、頑張るしかないね」
このセリフ、つらかったですね…。心にグサグサ刺さりました。
義母は自身の子育て当時、母乳が出なかったと言っていました。
それなのに、母乳の出ない苦しみが分かるはずなのに、なんでそんなこと言うの!? て思っていました。
義母のところで産後、お世話になろうと考えている勇者の方、オススメはしません笑。
義母と比較的良好関係と思っていたのにダメだった
そんなに言うなら自分の実家に帰ればよかったじゃないか、てごもっともなご意見が聞こえてきそうです。
帰ろうとはしたんです。帰りたかったけど…弟夫婦とその子どもたちがいたから、あと実家が小さい家だったし、仕方ないかー、て感じに諦めました。
「悪いけど、旦那のお母さんとこにお世話になりに行こう。男の子の孫は初めてだし…喜んでくれるかも…。」
こんな風に考えたのも、”私はお義母さんと比較的うまくやれている”と言う自負が少しあったから。
一緒に暮らし始めると、そんな自信はもろくも崩れ去りましたよ…
産褥期おそるべしです。義母のことをあっという間にキライになってしまいました。
長男を抱っこされるのも嫌でした。
現在の仲は良好です
自宅に戻ってからの体の変化
お世話になっていたのは4週間ほどでした。
自宅に戻ると、まるで羽根が生えたみたいに気持ちが晴れやかになりました。
さらには母乳の出も安定し、授乳が軌道に乗りました。
義母のお世話になっていた期間、毎朝毎朝、バランスの取れた美味しい食事を自分の出勤前に用意してくれたこと、その他の私たち母子の身の回りの世話、本当に感謝です。ありがとうございました。
(ちなみに旦那は宿泊勤務のため、こちらに来たのは週に1〜2度くらい。あとは会社に泊まり、自宅で過ごしていた)
そして現在
現在は、また義母のことを好きな感情が戻ってきました。子どもたちを可愛がってくれたり、抱っこしてくれたり、嬉しく思います。
今はそれぞれの家で、たまに会ったり、たまに電話するくらいの距離。これが心地よいです。
あの時は産褥期だったから憎さが倍増してしまったのかな。
でもやはり同居はパスかなーと思います…(きっと義母もきっとそう思う(^^;)
適度な距離が良い…と思いました。
気を遣って暮らすのはしんどい・・・
自宅では自分の好きに、お気楽に過ごしたいです。なんて。
産後、義実家でお世話になろうと考える方へ
私のこの体験談は「へぇ〜こんなこともあるんだな」と頭の片隅に置いてもらえるだけで十分です。心の準備があるのとないのとでは幾分違うかなと。
私はあなたのことを勇者と呼びたいと思います。
健闘を祈っています!😆
☆すでに同居されている方へ
毎日本当にお疲れ様です。気を遣うことも多いでしょう。
すでに悟りの書を開かれたのではないでしょうか😭
あなたを尊敬しています。
あとがき
義母の言葉に傷つき、夜中に何度も枕を濡らしながら、
「私は将来、あんな義母には絶っ対になるもんか!」と思いました。
さて数十年後。もし孫ができていたとして…
息子のお嫁さんが私のところに産後来てくれたら…
果たしてこの時の気持ちをずっと、忘れずにいられるのか・・・?
(現に義母は自分の母乳が出なかった辛さを忘れていた様子だったし…)
一抹の不安があります(^^; ——が。
お嫁さんをいたわり、寄り添うことができるようつとめたい…と現状思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【関連記事 】